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料理界で、今をときめく日高良実氏は、陳健一氏(中国料理)・坂井宏行氏・熊谷喜八氏(フランス料理)、中村孝明氏(和食)らと、肩を並べるイタリア料理界の重鎮で、北須磨高校の卒業生です!
グルメな方でなくとも、お名前をご存知の方は多いのではないでしょうか!
その日高シェフに、お忙しい中ご自身の高校時代や修行時代を振り返って、原稿を寄せていただきました。
「料理人になったきっかけは?」とよく聞かれます。
別に子供の頃から美味しいものを食べていたり、家が、お店をしていた訳ではなくむしろ父親も親戚も会社勤めばかりで自分も、大学を出てよい会社に入って・・・というのが、あたりまえに思っていました。

ただ、中学生時代に覚えたギターが好きで、高校入学当初は、野球部に所属していたのですが、バンドがやりたくて退部し、同級生たちと「バサラ」というバンドを作り、文化祭にも出演していました。
勉強は好きではなく、成績も究極にビリに近い方、親からは最低でもそこそこの大学に入れ・・・ということで、二浪もしたのですが、みごとに全滅(勉強しないのですから、あたり前ですが)無惨なものでした。
その後、大阪の調理師学校に入学し、この世界に入ったのは、学校帰りによく喫茶店に行き、見よう見まねで覚えた焼飯や、スパゲティ、オムライスやココアなどを、家で作り家族や友人たちの「美味しいやんかこれ!」という褒め言葉が、すごく快感であったのが、一番大きい理由であったと思います。
また、音楽や料理など、自己表現の出来る事に興味があったのだと思います。
ただ当時は、今と違って調理師の職業としてのイメージは、あまり良くはありませんでした。
労働時間も長く朝早くから夜中まで・・・休日は疲れきって寝ているだけ・・・大学に行っている友人たちは、夏は海や海外に、冬はスキーにと、誘いはしてくれたのですが、行けるはずもなく悔しかったのを覚えています。
でも少しずつ仕事を覚え、自分の作った料理を、お客様が「美味い!」と食べて下さるのを見ると、疲れがとれました。
また料理を通して、いろいろな人と知り合うことができました。
学校の勉強には、一生懸命になれなかったのが、料理には打ち込むことができました。
【これからも人に喜んでいただける、また幸せな気持ちになれる料理を作っていきたい!】と思っています。
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