いよいよ1回生の大本命、能楽師の銕本貴弘さんのご登場です。
能楽を受け継ぐ家に生まれ、2歳で初舞台を踏まれました。
「その家に生まれたら次の代につなげていくのが私の使命」と、ひたむきに能楽という伝統文化の継承に取り組まれる情熱を、たくさんの貴重な写真を中心にお寄せくださいました。
実は、能楽は神戸でも毎月のように開催されているそうです。
このOB探訪をご覧になって能に興味をもたれた方は、遠慮なくご連絡くださいというホットなメッセージ付きです。
☆プロフィール
舞台名 上田 貴弘 能楽師
(社団法人能楽協会理事・神戸支部支部長)
現在、全国でプロの能楽師は約1,500人。
その中のひとりとして、祖父の代からの伝統芸能を大切に受け継ぎ、現在は上田同門会を運営。
自宅の隣りに上田観正会能楽堂を設置し、神戸・長田の地で精力的に能楽の普及と門下生の指導に取り組む。
マネージャーとして二人三脚で支える妻は、中学時代からの同級生で北須磨高校の1回生(旧姓中嶋ちずる)。愛猫の“にゃん太郎”と暮らす。
■新設校ならではの思い出
1年生の間は太田中学校の校舎を間借りしていました。
それだけでも珍しいの に、この間は中学生に合わせてなぜか丸刈りでした。
今では考えられないでしょう。
2年生からは念願の新校舎に通いましたが、周りに建物も住宅もなく冬の寒さは半端じゃなかったです。
通学は、今のように地下鉄も敷かれていませんでしたから、須磨駅からぎゅうぎゅう詰めのバスでした。
懐かしい思い出です。
■北須磨会ゴルフコンペの再開を!
ゴルフが好きで、阪神淡路大震災までは、1回生の同窓会から誕生した「北須磨会ゴルフコンペ」を10数年続けていました。
残念ながら今は中断しています。
1回生の皆さん、ぜひ再開しましょう。
■能楽は世界に誇れる優れた文化
皆さんは、能楽は第一回ユネスコ世界文化遺産指定ということをご存知ですか?
能は歌舞伎や文楽より古く、650年の歴史を有し、現代まで綿々と続く世界に誇れる日本の優れた文化です。
現在、全国で約1,500人の能楽師がプロとして活動しており、日常的に演能が行われています。
能楽堂も東京には 10近く、大阪、京都、名古屋、金沢、広島、大分と各地に県立の能楽堂が設置されていますが、一般の演劇に比べ皆さんにとってなじみがうすい存在なのはぬぐえません。
春と秋は催しのシーズンですし、夏の薪能も格別です。
ぜひ気楽に鑑賞していただきたいというのが私の一番の願いです。
昨年もインドとタイに能の催しに行ってきましたが、外国の人たちは自国の文化をよく知っていますし、誇りを持っています。
また、能はヨーロッパでは広く親しまれていて、フランスには能舞台も設置されていて、毎年必ず日本人の能楽師が演じる体制ができています。
それに比べ、日本人は伝統文化に誇りを持つという感覚は少ないように思います。
私達は、能楽の家に生まれた以上、次の代につなげていくのが使命と、現在は特に若い人たちや子供たちへの普及活動に力を入れています。
まずは、もっと知ってもらいたいと考え、国語や音楽の教科書に、もう一度日本の伝統的な「文化」を取り上げて欲しいと働きかけてきました。
その結果、5年前からようやく教科書に復活し、指導要綱にも載りました。
それまでの空白の20年間はまったく教科書から削除されていましたので、教える立場の先生方に鑑賞してもらうという企画もたてています。
私自身は、自宅にある能楽堂と湊川神社での演能を中心に活動していますので、一度能を見てみたいと思われた方は、ぜひご連絡をください。
お待ちしています。
TEL(078)691-5449
FAX(078)691-4196
☆親子能楽ふれあい鑑賞会
3月26日13:30~
於:湊川神社神能殿 無料(抽選)で、小・中学生のお子さんが、お父さん・お母さんと一緒にお能を鑑賞し、楽器などを体験してもらう催しです。
興味のある人は、連絡してください。申し込み案内をお送りします。
締め切り3月15日(土)
☆観正会定式能 (平成20年年間予定番組)
主催:上田同門会
☆上田能楽堂ホームページ
http://www.tcct.zaq.ne.jp/feelnoh-kikaku/